「アポイント」は海外ビジネスで通じる?

英語だと思ってた!和製英語30選(ビジネス編)

「アポイント」は海外ビジネスで通じる?

はじめに|ビジネスで頻繁に使う危険なカタカナ語

「アポイント取れました」
「先方にアポイント入れておきます」

日本のビジネスシーンでは、毎日のように使われる「アポイント」。
英語っぽい響きのため、そのまま英語でも通じると思われがちですが、実はこれも和製英語に近い表現です。

海外ビジネスの場面で使うと、不自然に聞こえたり、意図が正確に伝わらなかったりすることがあります。


「アポイント」は英語として間違い?

結論から言うと、
「appointment」という英単語自体は正しい英語です。

しかし、日本語の「アポイント」は、

  • 動詞のように使う
  • 非常に幅広い意味で使う
  • 口語的に省略して使う

という点で、英語の使い方とは大きく異なります

日本語では
「アポを取る」「アポ入れる」
と動詞化しますが、英語ではこの使い方はできません。


ビジネス英語での正しい使い方

英語では appointment は名詞 として使います。
そのため、動詞と組み合わせる必要があります。

正しい基本表現

  • make an appointment(アポイントを取る)
  • have an appointment(アポイントがある)
  • schedule a meeting(会議を設定する)
  • set up a meeting(打ち合わせを設定する)

I will appointment you.
I will make an appointment with you.

この違いは、英語に慣れていないと非常に間違えやすいポイントです。


シーン別|ビジネスでよくあるNG例と改善例

❌ NG例(和製英語的)

I want to take an appointment with you.

文法的には通じなくはありませんが、不自然で日本語的な表現です。

⭕ OK例(自然なビジネス英語)

I would like to make an appointment with you.
Could we schedule a meeting next week?

オンライン会議の場合は、

Let’s set up an online meeting.

と表現すると、より実務的です。


「アポイント」は場面で言い換えると伝わりやすい

英語では、「アポイント」という一語で済ませるよりも、
目的に応じて表現を変えるのが一般的です。

  • 商談 → business meeting
  • 面談 → appointment
  • 打ち合わせ → meeting / discussion
  • 定例 → regular meeting

この使い分けができると、
「英語ができる人」という印象を持たれやすくなります。


日本のビジネス感覚との違い

日本では、
「アポイント=会う約束」
として万能に使われます。

一方、英語圏では
「なぜ会うのか」「何をするのか」
を明確にする文化があります。

そのため、
appointment だけを使うと
「何の話?」
となってしまうことも少なくありません。


和製英語を避けるだけで商談がスムーズになる

難しい単語を使う必要はありません。
大切なのは、

  • 正しい動詞と組み合わせる
  • 目的を明確に伝える
  • 日本語感覚で省略しない

この3点です。

「アポイント」を正しく言い換えられるだけで、
海外ビジネスでのやり取りは驚くほどスムーズになります。


まとめ|「アポ」は英語では通じない

  • 「アポイント」は日本独自の省略表現
  • 英語では make / have / schedule と組み合わせる
  • ビジネスでは目的を明確にすることが重要

和製英語を一つずつ見直すことで、
実践的なビジネス英語力が自然と身についていきます。

出典・参考資料

  • Oxford Learner’s Dictionaries
  • Cambridge Dictionary
  • 研究社 新英和大辞典
  • Harvard Business Review(英語コミュニケーション関連記事)