英語だと思ってた!和製英語30選(ビジネス編)
「コストパフォーマンス」は海外ビジネスでどう伝える?
はじめに|評価や提案で多用されるカタカナ語
「この施策はコストパフォーマンスが高い」
「コスパを重視した提案です」
日本のビジネスでは頻繁に使われる「コストパフォーマンス」。
しかしこの言葉も、そのまま英語にしても自然には伝わらない和製英語表現の一つです。
特に提案書・会議・プレゼンの場面では、
言い換えを誤ると「内容が浅い」「評価軸が不明確」と受け取られてしまうことがあります。

「コストパフォーマンス」は英語じゃない?
英語として cost performance という言葉は存在しますが、
日本語の「コストパフォーマンスが良い」という意味では、ほとんど使われません。
英語の cost performance は、
- プロジェクト管理
- 技術評価
といった、非常に限定的・専門的な文脈で使われる言葉です。
日常的なビジネス会話で使うと、不自然に聞こえます。
英語ではどう言う?正しい言い換え表現
英語では「コスパが良い」を一語で表すのではなく、
価値と費用の関係を説明するのが一般的です。
よく使われる表現
- value for money(価格に見合う価値)
- cost-effective(費用対効果が高い)
- high return on investment(ROI)(投資対効果が高い)
- efficient use of resources(資源の効率的活用)
ビジネスでは cost-effective が最もよく使われます。
実践例|提案・会議でのNGとOK
❌ NG例(和製英語的)
This plan has good cost performance.
→ 文法的には間違いではありませんが、
英語話者にはやや不自然に聞こえます。
⭕ OK例(自然なビジネス英語)
This plan is very cost-effective.
This solution offers great value for money.
数値を入れると、さらに説得力が増します。
This investment will improve efficiency by 20%.
日本と海外の「評価の伝え方」の違い
日本では「コスパがいい」という一言で、
- 安い
- 効率的
- 無駄がない
といったニュアンスをまとめて伝えられます。
一方、英語圏では
「なぜ良いのか」「何が改善されるのか」
を具体的に説明することが重視されます。
そのため、
「コストパフォーマンスが高い」
という抽象的な表現は、好まれません。
「コスパ」を言い換えるだけで提案力が上がる
海外ビジネスでは、
- 費用
- 効果
- 成果
を分解して説明できる人が評価されます。
It reduces costs while maintaining quality.
このように言い換えるだけで、
論理的でプロフェッショナルな印象を与えられます。
まとめ|「コストパフォーマンス」は説明する言葉
- 「コストパフォーマンス」は英語では日常的に使わない
- cost-effective / value for money が定番表現
- 効果や数値をセットで伝えるのが重要
和製英語を見直すことは、
英語力だけでなく、提案力そのものを高めることにつながります。
出典・参考資料
- Oxford Learner’s Dictionaries
- Cambridge Dictionary
- 研究社 新英和大辞典
- Harvard Business Review(投資対効果・提案評価関連記事)
