「ノルマ」は海外ビジネスで通じない?

英語だと思ってた!和製英語30選(ビジネス編)

「ノルマ」は海外ビジネスで通じない?

はじめに|成果を語る場面ほど要注意な言葉

「今月のノルマが厳しい」
「ノルマ未達だと評価に響く」

日本の営業やビジネスの現場では、「ノルマ」という言葉は当たり前のように使われています。しかし、この言葉もまた海外ビジネスでは通じない和製英語の一つです。

成果や評価に直結する話題だからこそ、言葉のズレは誤解や不信感につながりやすくなります。


「ノルマ」は英語では存在しない

「ノルマ」はロシア語 norma に由来するとされ、日本で独自に定着した言葉です。
英語には norma に相当するビジネス用語は存在しません。

そのため、海外の取引先や上司に向かって、

I have a sales norma.

と言っても、意味は伝わりません。


英語ではどう表現する?正しい言い換え

英語では、「ノルマ」という一語で表すことはせず、
目的・基準・数値に応じて表現を使い分けます。

よく使われる表現

  • target(目標)
  • quota(達成すべき割当数値)
  • goal(目的・目標)
  • KPI(Key Performance Indicator)(業績指標)

営業シーンでは特に quotasales target がよく使われます。


実践例|営業・評価面談でのNGとOK

❌ NG例(和製英語)

I couldn’t achieve my norma this month.

→ 英語として意味が通じません。

⭕ OK例(自然なビジネス英語)

I couldn’t achieve my sales target this month.
My sales quota was increased this quarter.

このように、数値とセットで伝えるのが英語ビジネスの基本です。


日本と海外の「評価基準」の違い

日本では「ノルマ」という言葉に、

  • 強制的
  • プレッシャー
  • 上から課される

といったニュアンスが含まれがちです。

一方、英語圏では、

  • 明確な目標
  • 合意された数値
  • 成果測定の基準

として target / quota が使われます。

「ノルマ」という言葉がないのは、
目標は共有し、合意するものという考え方の違いともいえるでしょう。


ノルマを正しく言い換えると評価が変わる

海外ビジネスでは、

  • 数値が明確
  • 達成基準が透明
  • 説明責任がある

ことが重視されます。

「ノルマがきつい」と感覚的に伝えるより、

The sales target is challenging but achievable.

と表現できる方が、
建設的でプロフェッショナルな印象を与えます。


まとめ|「ノルマ」は英語では使わない

  • 「ノルマ」は英語では通じない
  • 英語では target / quota / goal を使う
  • 数値と目的を明確に伝えることが重要

和製英語を一つ修正するだけで、
成果報告や評価面談の英語は大きく改善します。

出典・参考資料

  • Oxford Learner’s Dictionaries
  • Cambridge Dictionary
  • 研究社 新英和大辞典
  • Harvard Business Review(営業目標・評価関連記事)