「プレゼン」は海外ビジネスで同じ意味?

英語だと思ってた!和製英語30選(ビジネス編)

「プレゼン」は海外ビジネスで同じ意味?

はじめに|日本の職場で当たり前の言葉

「明日プレゼンがあります」
「プレゼン資料を準備してください」
「プレゼンが上手いですね」

日本のビジネスでは「プレゼン」という言葉が
説明・提案・発表
をまとめて表す便利な言葉として使われています。

英語の presentation が元になっているため、
そのまま海外でも通じると思われがちですが、
実際には日本語の「プレゼン」と英語の表現には
意味の使い分けがあります。


英語の presentation の意味

英語の presentation は、

  • 情報を説明する発表
  • データや内容を共有する
  • 聴衆に理解してもらう

という意味で使われます。

つまり、
説明型の発表
が基本です。

例:

  • business presentation
  • presentation slides
  • give a presentation

などです。


日本語の「プレゼン」との違い

日本語の「プレゼン」は、

  • 商品提案
  • 営業提案
  • コンペ提案

など、
相手を説得する場面
でもよく使われます。

しかし英語では、
このような提案型の場面では

pitch(ピッチ)

という言葉がよく使われます。


presentation と pitch の違い

presentation

説明・報告の発表


社内会議
調査報告
データ説明

pitch

提案・売り込み


営業提案
スタートアップ資金調達
コンペ

つまり、

説明 → presentation
提案 → pitch

という違いがあります。


海外ビジネスで起きやすい誤解

日本語感覚で

We will give a presentation to the client.

と言うと、

「説明をする」

という意味になります。

もし目的が

契約を取る提案

であれば、

We will pitch our proposal.

の方が自然です。


英語での自然な言い換え

ビジネスでは次のように使い分けます。

よく使われる表現

give a presentation
発表する

present the data
データを説明する

pitch an idea
アイデアを提案する

sales pitch
営業提案


実践例|会議・営業でのNGとOK

❌ NG例(日本語感覚)

We will do a presentation to win the contract.

やや不自然。

⭕ OK例

We will pitch our proposal to the client.

または

We will present our proposal.


日本と海外の「発表文化」の違い

日本では

  • プレゼン=発表全般

という感覚があります。

しかし英語では

  • presentation(説明)
  • pitch(提案)
  • briefing(報告)

など、
目的ごとに言葉が変わります。


正しく使い分けると説得力が上がる

海外ビジネスでは

This is our sales pitch.

と言うだけで

「提案型プレゼン」

だと理解されます。

言葉を使い分けることで
ビジネスの意図が明確になります。


まとめ|「プレゼン」は目的で言葉が変わる

  • presentation は説明型発表
  • pitch は提案型発表
  • 日本語の「プレゼン」は意味が広い

英語では目的に応じて言葉を選ぶことで、
コミュニケーションがより正確になります。

出典・参考資料

  • Oxford Learner’s Dictionaries
  • Cambridge Dictionary
  • 研究社 新英和大辞典
  • Harvard Business Review(プレゼンテーション・営業提案関連記事)