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30の豆知識方程式
Day18:モチベーション=目的 ÷ 難易度 ― 続ける力を生むシンプルな数式
🌱 はじめに
「やる気が出ない」「続かない」――多くの人がぶつかる壁です。
でも実は、やる気は“感情”ではなく“仕組み”で作れます。
その仕組みを数式で表すと、こうなります。
モチベーション = 目的 ÷ 難易度
つまり、やる気は「なぜやるか」という目的の明確さを、「どれだけ難しいか」で割った値。
目的が大きく、難易度が適度であればあるほど、行動エネルギーは高くなります。
💡 なぜ「目的」が大事なのか
モチベーションの源は「意味」。
「なぜこれをするのか」が明確なほど、脳は行動を維持しやすくなります。
たとえば――
- 「健康のために運動する」より、「5年後も元気で旅行に行くために運動する」
 - 「仕事をこなす」より、「誰かを喜ばせるために仕事をする」
 
目的が“自分以外の誰か”や“未来の理想”に向いていると、やる気はより長続きします。
⚙️ 難易度を“下げる”のも戦略
モチベーションは「目的 ÷ 難易度」。
つまり、難易度が高すぎると、どんなに目的があっても意欲が下がります。
行動の難易度を下げる = モチベーションを上げる
- 「1日1時間勉強」ではなく「10分だけ」
 - 「毎日ランニング」ではなく「靴を履く」
 
“できそう”という感覚が、行動のスイッチになります。

🧩 モチベーションを維持する3つのポイント
- 目的を言語化する
「なぜやるのか」を一文で言えるようにする。
書くことで脳が“重要なタスク”として認識します。 - 進捗を見える化する
チェックリストやアプリなどで、達成感をこまめに感じる。 - ご褒美を設定する
1週間続けたら、好きなスイーツや休暇を。
行動を“快感”に変えると、やる気が自動化します。 
🧠 やる気の波に左右されないコツ
「やる気が出たらやる」ではなく、
「やるからやる気が出る」 に切り替える。
行動が先、感情は後からついてくる――これが脳科学的な真実です。
やり始めると脳内にドーパミンが分泌され、自然と意欲が湧いてきます。
🌅 まとめ
モチベーション=目的 ÷ 難易度。
このシンプルな式を意識するだけで、「続かない理由」が見えてきます。
やる気が出ないときは、自分を責めるのではなく、
“目的を明確にする”か、“ハードルを下げる”かを調整してみてください。
小さな達成が積み重なると、それが“続ける力”になります。
📚 出典
- Daniel H. Pink『モチベーション3.0』
 - Carol S. Dweck『マインドセット』
 - 日本心理学会「行動維持と報酬の関係」
 
