かくし芸30連発
Day17:ペンが立つ!? ― バランス感覚で魅せる静のトリック
今日のかくし芸は、「えっ!? どうして倒れないの!?」と周りが驚く“静かなマジック”。
題して――**「ペンが立つトリック」**です。
道具は一本のペンだけ。
力もスピードも必要なし。ほんの少しのバランス感覚とコツだけで、
まるで重力を無視したようにペンが立つ、不思議な現象を再現できます。
🎩やり方
- 用意するもの
・普通のボールペンまたは鉛筆(重心が中央にあるもの)
・平らな机 - “ペンが立つ”位置を探す
ペンを軽く横に倒し、先端とキャップの間のバランスを確認します。
重心の少し下を指で押さえると、一瞬“ピタッ”と止まるポイントがあるはず。 - 微調整して静止させる
指先をゆっくり離すと、ペンがまるで魔法のように“立ち止まった”状態に。
このとき、机のわずかなザラつきが支えとなり、摩擦でバランスが取れています。 - 角度を変えて披露
観客が見やすい角度に立て、
「このペン、重力を忘れました」と言って笑いを取るのがポイント。

🧠コツとポイント
・安定する“重心”を見つけること。
ペン先より少し上の位置でバランスを取ると成功しやすいです。
・テーブルの素材が重要。
木目やマットな面では安定しやすく、ツルツルした机では滑って失敗しやすいです。
・見せ方に“魔法感”を出そう。
両手を広げて「静まれ…」と念を送るような演技をすると、
観客が集中してくれるので成功率が上がります。
・ペンを“少し斜め”に立てるとリアル。
完全に垂直よりも、少し傾いて止まっているほうが不思議に見えます。
⚠️注意点
・力を入れすぎると机が揺れて倒れやすくなります。
・空調や風が強い場所では成功しにくいので、風のない環境で行いましょう。
・観客に近づきすぎると、影でペンが動いて見えることもあるので、少し距離をとって。
🎉まとめ
この「ペンが立つトリック」は、静かで知的な雰囲気を演出できるかくし芸。
スピードや声で笑わせる芸とは違い、“沈黙の中の驚き”を生むのが魅力です。
たった一本のペンを通して、
「観察力」「集中力」「バランス感覚」を見せられる、まさに“大人の芸”。
練習すれば誰でもできるので、仕事中のちょっとした休憩や、
カフェでの会話ネタとしてもスマートに披露できます。
次回は、さらに知的な「コインが指を通り抜ける!? トリック」に挑戦します💰
📚出典
・『重心とバランスのふしぎ実験』(ナツメ社, 2018)
・『見て驚く!日常トリックマジック』(学研プラス, 2020)
