知ってないとヤバい?標識を学ぶ30日
Day26:重量制限・高さ制限 ― “通れると思った”が大事故に。車のサイズを知らないと危険
「前の車は通れているから大丈夫」
「普通車だから関係ない」
そう思って進入し、
橋の崩落・トンネル衝突・立ち往生事故
につながるのが
重量制限・高さ制限 の標識です。
これらは主に大型車向けと思われがちですが、
実は 普通車・ワンボックス・ルーフキャリア装着車 でも
影響を受けることがあります。
Day26では、重量制限・高さ制限の意味、設置理由、
見落とすと危険なポイントを詳しく解説します。

◆ 1.重量制限=“その重さ以上の車は通れない”
重量制限標識は、
赤い円の中に「◯t」と表示されており、
その重量を超える車両は通行禁止 を意味します。
ここで重要なのは、
車両重量ではなく“総重量” で判断される点です。
● 総重量に含まれるもの
・車両本体
・乗員
・積載物
・燃料
荷物を多く積んだ車は、
見た目が普通でも制限オーバーになる可能性があります。
◆ 2.高さ制限=“車の一番高い位置”が基準
高さ制限標識は、
赤い円の中に「◯m」と表示されます。
これは、
車体+ルーフキャリア+積載物すべて含めた高さ
が基準です。
よくある危険例:
● ルーフボックスを付けたまま
● 自転車を屋根に載せたまま
● アンテナ・積荷を忘れている
トンネルや高架下での衝突事故は、
毎年多数発生しています。
◆ 3.なぜ制限が設けられているのか?
● 重量制限の理由
・老朽化した橋
・設計耐荷重が低い道路
・振動による破損防止
● 高さ制限の理由
・トンネル天井の保護
・鉄道高架の安全確保
・配管・電線の損傷防止
制限は
「過去に事故が起きた」「構造上危険」
という明確な理由で設置されています。
◆ 4.見落としやすい危険ポイント
重量・高さ制限は、以下の理由で見逃されがちです。
● 標識が橋の直前にある
● ナビに表示されない
● 夜間で見えにくい
● 対向車や前方に気を取られる
● 普段通らない道で油断する
特に地方道・旧道では
突然制限が現れる ケースが多いため注意が必要です。
◆ 5.違反するとどうなる?
制限を超えて通行した場合:
● 通行禁止違反
● 道路損壊罪に発展する可能性
● 修復費用の賠償
● 重大事故による刑事責任
特に高さ制限でトンネルに衝突した場合、
交通麻痺・鉄道運休 など
多方面に影響が及ぶこともあります。
◆ 6.普通車ドライバーが注意すべきケース
以下に当てはまる場合は要注意です。
● ミニバン・SUV
● ルーフキャリア装着車
● キャンピング仕様
● 引っ越し・荷物満載
● レンタカーで車高が分からない
「自分の車の高さ・重さを把握していない」
状態が最も危険です。
◆ Day26まとめ
● 重量制限=総重量が基準
● 高さ制限=車の一番高い部分が基準
● 普通車でも違反・事故の可能性あり
● 制限は“事故防止の最終ライン”
● 見た目で判断せず、標識を最優先
次回 Day27:最大幅・最小幅 ― 狭い道での通行判断の基準 を解説します。
■ 出典
・道路交通法 第47条
・国土交通省「道路構造令」
・警察庁「大型車・構造制限事故の事例」
