「リソース」は海外ビジネスで同じ意味?

英語だと思ってた!和製英語30選(ビジネス編)

「リソース」は海外ビジネスで同じ意味?

はじめに|ビジネス会話で頻繁に出る言葉

「このプロジェクトはリソースが足りません」
「リソースを追加しましょう」
「人的リソースを確保してください」

日本のビジネスでは「リソース」という言葉が
人材・時間・予算・設備などをまとめて表す便利な言葉として使われています。

英語の resource が元になっているため、
そのまま英語でも同じ感覚で使えると思われがちです。

しかし実際には、日本語の「リソース」と英語の resource には
使われ方の違いがあります。


英語の resource の意味

英語の resource は、

  • 資源
  • 利用できる手段
  • 組織の資産

などを指す言葉です。

例:

  • natural resources(天然資源)
  • company resources(企業資源)
  • learning resources(学習資料)

つまり、広い概念の資源を意味します。


日本語の「リソース」との違い

日本語のビジネスでは、

  • 人手
  • 担当者
  • 作業時間

を指して「リソース」と言うことがよくあります。

たとえば

「リソースが足りない」

という言葉は、日本では

人手不足

という意味になることが多いです。

しかし英語で

We don’t have enough resources.

と言うと、

  • 予算
  • 人員
  • 設備
  • 情報

など、すべての資源が不足しているように聞こえます。


海外ビジネスで起きやすい誤解

日本語感覚で

We need more resources.

と言うと、

「予算?人?設備?」

と具体的な内容が分からない場合があります。

英語では
何のリソースかを明確にするのが基本です。


英語での自然な言い換え

英語では内容に応じて言葉を使い分けます。

よく使われる表現

staff / team members
人員

budget
予算

time
時間

equipment
設備

capacity
対応能力


実践例|会議・メールでのNGとOK

❌ NG例(日本語感覚)

We need more resources.

何が足りないのか不明確。

⭕ OK例

We need more staff for this project.

または

We need additional budget.

または

We need more time to complete this task.


日本と海外の「仕事の説明」の違い

日本では

「リソースが足りない」

という一言で状況が共有されます。

しかし英語では

  • 時間
  • お金

などを具体的に説明する文化があります。


正しく使うとコミュニケーションが明確になる

海外ビジネスでは

We need two additional engineers.

のように具体的に言うと、
問題がすぐ理解されます。

言葉を具体化することは
プロジェクト管理の重要なスキルです。


まとめ|「リソース」は具体化が重要

  • resource は広い意味の資源
  • 日本語の「リソース」は人手を指すことが多い
  • staff / budget / time など具体的に言う

和製英語を正しく理解することで、
ビジネス英語の説明力が大きく向上します。

出典・参考資料

  • Oxford Learner’s Dictionaries
  • Cambridge Dictionary
  • 研究社 新英和大辞典
  • Harvard Business Review(プロジェクト管理・リソース管理関連記事)