謎バズ30
Day6:宇宙の果てには何がある?
人類が抱く最大の謎のひとつが「宇宙の果て」です。

宇宙はビッグバンによって誕生し、今も膨張を続けているとされています。
しかし「果て」があるのか、それとも無限に広がっているのかは未解明です。
最新の観測によると、宇宙は光速を超えるスピードで膨張している部分もあるとされ、私たちが観測できるのは「観測可能な宇宙」に限られています。
直径約930億光年もの広がりが確認されていますが、それはあくまで「見える範囲」に過ぎません。
一部の理論では、宇宙には果てはなく「閉じた空間」のようにループしている可能性も示されています。
また、私たちの宇宙そのものが「多元宇宙」のひとつに過ぎないという仮説もあります。
つまり「果て」という概念自体が正しいのかすら不明なのです。
まとめ
宇宙の果てはまだ人類には観測不可能。
「無限」「ループ」「多元宇宙」など複数の仮説があるが答えは出ていない。
📖 出典・参考文献
- Harrison, E. (1981).
Cosmology: The Science of the Universe.
Cambridge University Press.
→ 宇宙の広がりや「果て」の概念を科学的に解説した基礎的文献。 - Ellis, G. F. R., & Silk, J. (2014).
Scientific method: Defend the integrity of physics.
Nature, 516(7531), 321–323.
→ 「観測できない宇宙(マルチバース)」をどう科学的に扱うかを論じた論文。 - Lineweaver, C. H., & Davies, P. C. W. (2002).
The edge of the universe.
Astronomy & Geophysics, 43(6), 6.10–6.15.
→ 宇宙の「端」についての最新観測と理論をわかりやすく紹介。 - NASA – Wilkinson Microwave Anisotropy Probe (WMAP) & Planck Mission
→ 宇宙背景放射の観測から「観測可能な宇宙」のサイズや年齢を推定。
✅ 補足
- 現在の宇宙論では、「果て」とは 観測可能な限界(約460億光年先) を意味することが多い。
- 宇宙そのものが有限か無限かは未解決であり、マルチバース(多元宇宙)仮説 も議論されている。