休日に子どもと遊ぶアイデア集
Day5:影ふみ&影遊び ― 太陽と一緒に遊ぼう
太陽の光が明るい日におすすめなのが「影ふみ」や「影遊び」です。
道具を一切使わずに、その場で誰でも楽しめるシンプルな遊びですが、子どもにとっては新鮮で夢中になること間違いなし。
親子で一緒に遊べば、ただの散歩が一気に楽しいイベントに変わります。

まず定番は「影ふみ」です。
ルールは簡単で、相手の影を踏んだら勝ち。走ったり止まったりしながら、相手に影を踏まれないよう逃げたり、逆に踏もうと追いかけたりするので、自然と体を大きく動かすことができます。
影の大きさや方向は太陽の位置によって変わるので、時間帯や場所によって難しさが変わるのも面白いポイントです。
また、「影合わせ」も楽しい遊び方のひとつです。
地面に映った影で動物の形をつくったり、手で簡単な影絵を描いたりして遊びます。
うさぎや鳥の形はもちろん、親子で協力して大きな怪獣の影を作るのも盛り上がります。
想像力を働かせながら「これ何に見える?」とクイズ形式にすると、会話も自然に弾みます。
さらに工夫次第で「影鬼ごっこ」もできます。
普通の鬼ごっこのルールに加えて「影をタッチしたらアウト」という形にするだけで、走るコースや戦略がガラリと変わります。
子どもは自分の影の長さを意識して動くようになり、自然と太陽の動きを感じ取るきっかけにもなるでしょう。
影遊びは、科学的な学びにもつながります。
影がどうしてできるのか、なぜ長くなったり短くなったりするのかを子どもと一緒に考えてみると、理科の自然現象に触れる第一歩になります。
「午前中は影が長いね」「お昼は短くなるんだ!」と気づくことで、遊びながら学ぶ体験ができるのです。
安全面に配慮するなら、広場や公園など車が来ない場所がおすすめです。
特に小さな子どもは遊びに夢中になると周りが見えなくなるので、親が環境を整えてあげましょう。
また、夏場は熱中症対策が大切です。
帽子や水分補給を忘れずに、短時間で切り上げると安心です。
まとめ
「影ふみ&影遊び」は、太陽さえ出ていればどこでも楽しめるシンプルなアクティビティです。
道具がなくても遊べる気軽さに加え、親子でのコミュニケーションや自然の学びにつながるのが魅力。
太陽と影を味方に、休日をちょっとした冒険に変えてみませんか?
きっと子どもにとって「またやりたい!」と思える遊びになるでしょう。
出典
- 日本レクリエーション協会「昔の遊びと子どもの成長」
- 文部科学省「自然体験活動の意義」
- 厚生労働省「子どもの健康と外遊びの関係」