休日に子どもと遊ぶアイデア集
Day10:室内キャンプごっこ ― リビングが冒険の舞台に
雨の日や外に出られない休日でも、ちょっと工夫するだけで子どもにとってワクワクする冒険の世界をつくることができます。

それが「室内キャンプごっこ」です。
リビングにシートや毛布を広げ、ランタンや懐中電灯を灯せば、あっという間に家の中がキャンプ場に早変わり。
家族で過ごす時間が一気に特別な思い出になります。
準備はシンプルです。
レジャーシートや大きめの毛布を床に敷き、椅子やテーブルを利用して簡易テントを作ります。
ポップアップ式の小さなテントがあればさらに雰囲気が出ますが、なければ布を掛けるだけでも十分。
子どもに「ここが寝袋」「ここが焚き火の場所」などと役割を与えると、自分だけの秘密基地感覚で楽しめます。
キャンプごっこの醍醐味は「ごっこ遊び」と「非日常感」です。
室内なのに懐中電灯の光でお話をしたり、影絵をしたりするだけで、子どもはまるで森の中にいるような気分になります。
「今日は探検隊になって宝物を探そう!」とストーリーを加えると、冒険の舞台が一層広がります。
食べ物を工夫するのもおすすめです。
ホットケーキを小さく焼いて「キャンプのパンケーキ」と呼んだり、マシュマロを電子レンジで少し温めて「キャンプファイヤースイーツ」にしたり。
外に行けなくても「特別な食事」が加わることで、子どもは大喜びします。
おやつを紙皿に盛り付けるだけでも雰囲気が出ますよ。
さらに「キャンプの夜」を演出するのも面白いです。
部屋の電気を少し落としてランタン風のライトを点け、キャンプソングを流したり、家族で歌ったり。
簡単なトランプやUNOを持ち込めば、まさに本物のキャンプの夜のような体験になります。
寝袋代わりに毛布にくるまってお話をすれば、子どもは「今日は特別な日」と感じられるでしょう。
室内キャンプごっこには、子どもの想像力を広げる効果もあります。
「ここは森の中」「ここは川のそば」とイメージを膨らませながら遊ぶことで、自然に創造力や表現力が育ちます。
また、限られたスペースをどう活用するか考えることは、工夫する力を養う良い機会にもなります。
注意点としては、安全面です。
懐中電灯やLEDランタンなどを使えば安心ですが、ろうそくや火気は絶対に避けましょう。
また、家具やカーテンに布をかける際は、崩れないようしっかり固定することも大切です。
まとめ
「室内キャンプごっこ」は、家にいながら非日常を楽しめる最高の遊びです。
特別な道具がなくても、布と懐中電灯さえあれば冒険の舞台はすぐに整います。
親子で一緒に空想の世界を広げながら、歌ったり食べたり笑ったりすれば、雨の日さえも思い出に残る特別な休日に変わります。
出典
- 日本キャンプ協会「キャンプの教育的効果」
- 文部科学省「ごっこ遊びと子どもの発達」
- Benesse教育情報「家庭でできる非日常体験」