謎バズ30
Day10:地球外生命体は本当に存在する?
宇宙の広大さを考えれば「地球外生命体が存在しない方が不自然」と言う科学者も少なくありません。

実際、系外惑星の観測が進み、生命が存在できそうな「ハビタブルゾーン」にある惑星が数多く発見されています。
微生物レベルの生命なら、宇宙に広く分布している可能性は十分考えられます。
一方で、知的生命体が存在するかどうかは別問題です。
SETI(地球外知的生命体探査)プロジェクトは電波信号を探していますが、決定的な証拠はまだ得られていません。
「フェルミのパラドックス」と呼ばれる問題もあります。
「もし知的生命体がいるなら、なぜ人類はまだ出会っていないのか?」という問いです。
答えは「存在しない」「いるが接触していない」「すでに来ているが気づいていない」など諸説あります。
まとめ
地球外生命体の存在は有力視されているが、知的生命体の存在は未だ不明。
人類最大の謎のひとつ。
📖 出典・参考文献
- Drake, F. (1961).
The Drake Equation.
→ 銀河系に存在する知的生命体の数を推定するための有名な方程式。SETI(地球外知的生命体探査)の理論的基盤。 - Cocconi, G., & Morrison, P. (1959).
Searching for Interstellar Communications.
Nature, 184, 844–846.
→ 宇宙からの知的信号を探すというSETI計画の基礎を提唱した論文。 - Mayor, M., & Queloz, D. (1995).
A Jupiter-mass companion to a solar-type star.
Nature, 378, 355–359.
→ 初めて系外惑星(51 Pegasi b)の存在を発見した研究。地球外生命の可能性研究が大きく前進。 - Seager, S. (2014).
Exoplanet Atmospheres: Physical Processes.
Princeton University Press.
→ 系外惑星の大気分析から生命の痕跡(バイオシグネチャー)を探る最新研究。 - NASA – Astrobiology Institute
→ 火星探査やエウロパ・エンケラドスなどの氷衛星探査を通じて、微生物生命の存在可能性を研究。
✅ 補足
- 系外惑星の発見により、「生命が存在しうる環境」は宇宙に多数あると考えられている。
- しかし フェルミのパラドックス(「宇宙は広大なのに、なぜ生命の痕跡を見つけられないのか」)は依然として未解決。