Day12:アトランティス大陸は本当にあった?

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Day12:アトランティス大陸は本当にあった?

古代ギリシャの哲学者プラトンが記した「アトランティス大陸」。

高度な文明を持ちながら、一夜にして海に沈んだとされる伝説の島です。


この物語はフィクションだとする学者も多いですが、世界各地に似たような「失われた文明伝説」が存在するのは興味深い点です。

例えば日本の「ムー大陸」や、インド洋の「レムリア大陸」など。


近代以降、アトランティスの候補地としてバハマ諸島、地中海のサントリーニ島、さらには南極大陸まで数多くの説が出されました。

考古学的に決定的証拠は見つかっていないものの、火山噴火や大津波で文明が一夜にして滅んだ事例は実際にあります。


また、「アトランティスは実在の文明をモデルにした寓話であり、人類の驕りに警鐘を鳴らす物語だったのではないか」という見方も有力です。

まとめ
アトランティス大陸の実在は証明されていないが、伝説は人類の歴史観や文明論に強い影響を与えてきた。

📖 出典・参考文献

  1. Plato. (紀元前360年頃).
    『ティマイオス』『クリティアス』
    → アトランティス大陸について最初に言及された古典文献。プラトンが伝えた物語がすべての原点。
  2. Kraft, J. C., Rapp, G., Kayan, I., & Luce, J. V. (2003).
    Harbor areas at ancient Troy: Sedimentology and geomorphology complement Homer’s Iliad.
    Geology, 31(2), 163–166.
    → アトランティスと同様に「沈んだ都市」の考古学的研究例。伝説の実在可能性を地質学的視点から議論。
  3. Sarmast, R. (2005).
    Discovery of Atlantis: The Startling Case for Cyprus.
    Thorsons.
    → アトランティスはキプロス島付近にあったという仮説を提示。
  4. Feder, K. L. (2010).
    Frauds, Myths, and Mysteries: Science and Pseudoscience in Archaeology.
    McGraw-Hill.
    → アトランティス伝説を「神話的・寓話的なもの」と位置づけ、批判的に検討。

✅ 補足

  • アトランティスは プラトンの寓話 だった可能性が高いが、
    • サントリーニ島火山噴火説
    • キプロス説
    • カリブ海説
      など候補地が数多く提唱されている。
  • 歴史学とオカルトの境界にあるテーマであり、今も世界中の研究者と探検家を惹きつけている。