Day13:紙で水が消える!? ― 科学トリック風マジック

かくし芸30連発

Day13:紙で水が消える!? ― 科学トリック風マジック

今日のかくし芸は、“ちょっと科学っぽく見せられる”不思議なトリック!
題して――**「紙で水が消える!?」**です。

使うのは、身近にある紙コップとティッシュだけ。
まるで魔法のように、水を入れたはずの紙コップをひっくり返してもこぼれない!
子どもにも大人気の「理科マジック系かくし芸」です。


🎩やり方

  1. 用意するもの
     ・紙コップ(またはプラカップ)1個
     ・ティッシュペーパー1枚
     ・少量の水(約50ml)
  2. ティッシュを丸めてカップの底に入れる
     ティッシュを軽く丸め、紙コップの底に押し込みます。
     外から見えない程度に入れておきましょう。
  3. 水をゆっくり注ぐ
     ティッシュが水を吸い込み、表面からは「普通に水を入れたように」見えます。
     ただし実際にはティッシュが吸収していて、こぼれにくい状態に。
  4. カップを逆さまに!
     観客に「水を入れましたね? 本当に?」と確認してもらった後、
     ゆっくりカップをひっくり返してみましょう。
     ――あれ? 水が出ない!
  5. 種明かしは最後までしないのが鉄則。
     観客が「なんで!?」と驚いたところで、「企業秘密です!」と笑顔で締めれば完璧。

🧠コツとポイント

ティッシュの量がポイント。
 多すぎると水が見えず、少なすぎると漏れてしまいます。
 「カップの底がうっすら白く見える程度」がベスト。

演出を工夫する。
 「この紙コップ、実は特別な素材でできています…」と前フリを入れると、
 観客の注目を引きつけられます。

水の量を調整する。
 50ml(カップの1/4程度)までにしておくと成功率が高まります。


⚠️注意点

・成功率は「ティッシュの状態」によって変わるので、
 事前に1〜2回リハーサルしておくのが安心です。
・カップを逆さまにしすぎると重力で少し垂れることがあるので、
 「ちょっと傾ける」くらいでストップするのが自然。
・片栗粉や吸水ポリマーを混ぜて“本格版”にするのも面白いですが、
 後片付けが必要になるため屋外での実演がおすすめです。


🎉まとめ

この「紙で水が消える!?」トリックは、手軽さと不思議さのバランスが抜群
道具も手軽、仕掛けも簡単なのに、見る人に強い印象を与えます。

子どもに見せれば「どうして? もう一回やって!」と興味津々。
大人に見せれば「理科の実験みたいだな!」と笑いが起きる万能芸です。

見せ方次第で、シンプルなネタが“知的なマジック”に変わります。
次回は「マッチ棒パズルマジック ― 頭脳とセンスで魅せる芸」に挑戦します!

📚出典

・『科学マジック入門』(学研プラス, 2020)
・『子どもとできる理科トリック』(岩波ジュニア新書, 2019)