Day15:手だけでハトを作る ― 影絵マジックで魅せる芸

かくし芸30連発

Day15:手だけでハトを作る ― 影絵マジックで魅せる芸

今日のかくし芸は、光と影を使って幻想的に魅せる芸。
題して――**「手だけでハトを作る影絵マジック」**です。

派手な動きも道具もいらず、必要なのは“光と壁”だけ。
古くから伝わる影絵遊びの中でも、最も人気の高い「ハト(鳩)」の形をマスターすれば、
暗がりの中で一気に拍手が起きること間違いなしです。


🎩やり方

  1. 光を準備しよう
     懐中電灯やスマホのライトを使い、壁に影を映します。
     光源はなるべく一点から強く当たるようにしましょう。
  2. 手の形を作る
     右手をパーにして軽く曲げ、左手をその上に重ねます。
     両親指を交差させて“ハトの首とくちばし”の部分を作ります。
     他の指は羽のように開き、少し動かすと羽ばたいているように見えます。
  3. 壁に映す
     手を壁から30cm〜50cmほど離して、影がはっきり見える角度を探します。
     指の間隔を調整すると、翼の形がリアルになります。
  4. 動きをつける
     手首をゆっくり上下させると“ハトが羽ばたいている”ように見えます。
     親指を少し動かすと“くちばしを動かす”演出もできます。

🧠コツとポイント

光の角度が命。
 影がくっきり映る位置を見つけるのが最大のポイント。
 ライトを低めの位置に置くと立体感が出ます。

動きをゆっくり。
 早く動かすと形が崩れてしまいます。
 羽ばたきを“スローモーション”のように見せると幻想的です。

他の形にも挑戦!
 ハトができたら、「犬」「カニ」「ウサギ」などにもチャレンジ。
 連続して見せると“影絵ショー”として楽しめます。

BGMを流すと雰囲気アップ。
 優しいピアノ曲やクラシックを流すと、
 ちょっとしたステージアートのような印象になります。


⚠️注意点

・スマホライトを直視しないように気をつけましょう。
・暗い部屋で行う場合、周囲に物がないか安全確認を。
・複数人で行うときは、光を遮らないように立ち位置を調整します。


🎉まとめ

この「手だけでハトを作る影絵マジック」は、静けさの中に感動を生む芸です。
騒がしい宴会の合間でも、しっとりとした雰囲気に切り替えられる“癒しのネタ”。

ハトの形を覚えたら、影絵で物語を作って見せるのもおすすめです。
子どもとのおやすみ前の時間にもぴったり。
「光と影で遊ぶ」という、ちょっとノスタルジックな時間を楽しんでみましょう。

次回は、「トランプ1枚でできる瞬間芸 ― 飛ぶカードトリック」に挑戦します🃏

📚出典

・『手影絵の世界』(日本伝統芸能研究会, 2018)
・『光と影のマジックショー』(学研プラス, 2021)