Day15:睡眠効率=熟睡時間 ÷ 就寝時間 ― 質を高める休息の方程式

暮らしと自己成長に役立つ!
30の豆知識方程式

Day15:睡眠効率=熟睡時間 ÷ 就寝時間 ― 質を高める休息の方程式

🌙 はじめに

「7時間寝たのにスッキリしない」
「布団に入ってもなかなか眠れない」
そんな経験はありませんか?

実は、睡眠は“時間”よりも“質”の方が大切です。
そこで注目したいのが、眠りのクオリティを数値で見る 「睡眠効率」 という考え方です。

睡眠効率 = 熟睡時間 ÷ 就寝時間

単に長く寝るのではなく、「どれだけ深く眠れたか」を意識することが、翌日のパフォーマンスを変えます。


💤 睡眠効率とは?

「就寝時間」とは布団に入っていた時間。
「熟睡時間」とは実際に眠っていた時間のこと。

たとえば、

  • 布団に入って8時間
  • 寝つきまで30分+夜中の覚醒が30分

この場合、熟睡時間は7時間。
したがって睡眠効率は、
7 ÷ 8 × 100 = 87.5%

理想は 85〜90%以上
これを下回ると、脳や身体が十分に回復していない可能性があります。


💡 睡眠効率を上げるコツ

  1. 寝る前90分はリラックスタイム
     スマホ・PCのブルーライトを避け、照明を少し落とす。
     お風呂は寝る1時間前までに。体温が下がるタイミングで眠りやすくなります。
  2. “寝る場所専用”にする
     ベッドで仕事や食事をしない。脳に「ここは寝る場所」と刷り込むことで入眠がスムーズに。
  3. 寝る時間より起きる時間を固定
     毎日同じ時間に起きることで体内時計が整い、寝つきが安定します。
  4. 朝日を浴びてリセット
     朝の光が、メラトニン(眠気ホルモン)のリズムを整えてくれます。

🧠 睡眠の“量より質”が大事な理由

眠りは「脳のメンテナンス時間」。
深い眠り(ノンレム睡眠)で記憶が整理され、浅い眠り(レム睡眠)で感情がリセットされます。
このバランスが崩れると、

  • 集中力の低下
  • イライラ・不安感の増加
  • 肌荒れ・疲労の蓄積
    といった不調が起こりやすくなります。

🌅 まとめ

睡眠効率=熟睡時間 ÷ 就寝時間。
この方程式を意識するだけで、眠りの“質”を可視化できます。

眠れない夜に焦る必要はありません。
大切なのは「どれだけ深く、気持ちよく眠れたか」。

今日からは“時間を増やす”より、“効率を高める”眠りを意識してみましょう。


📚 出典

  • 厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針」
  • スタンフォード大学 睡眠生体リズム研究所「睡眠効率と健康」
  • NHK健康チャンネル「快眠のための生活リズム」