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30の豆知識方程式
Day2:ポモドーロ式(25分+5分休憩) ― 集中力を保つ時間術
🌱 はじめに
「気がついたら1時間スマホを触っていた」「集中しているつもりでも、頭がぼんやりする」…。
そんな経験は多くの人にあるはずです。仕事や勉強で効率を上げたいなら、シンプルかつ効果的な時間管理法「ポモドーロ・テクニック」が役立ちます。
⏱️ ポモドーロ式とは?
ポモドーロ・テクニックは、1980年代にイタリアのフランチェスコ・シリロが考案した時間管理法です。彼が使っていたトマト型(ポモドーロ)タイマーから名前がつきました。
その基本ルールはとてもシンプル:
- 25分間 集中して作業
- 5分間 休憩する
これを1セットとして繰り返します。
4セット(合計2時間)ごとに、15〜30分の長めの休憩をとるのが理想です。

🎯 なぜ効果があるのか?
25分という区切りは、「人の集中力が持続しやすい時間」 に基づいています。
「25分だけなら頑張れる」という心理的ハードルの低さもあり、タスクに取りかかりやすくなるのです。
また、5分の休憩をこまめに入れることで脳がリフレッシュし、長時間の作業でも集中を維持できます。結果として、効率よく作業を進められるのです。
📋 実践のポイント
ポモドーロ式を日常で活用するために、次の工夫を取り入れてみましょう。
- タイマーを必ず使う
スマホやPCのタイマーでもOK。時間を「見える化」することでメリハリがつきます。 - 作業を細かく区切る
「資料を1章書く」より「導入部分だけ書く」といった形で小さなゴールを設定すると達成感が得られやすいです。 - 休憩では脳を休める
SNSや動画視聴は刺激が強く休憩になりません。軽いストレッチやお茶を飲むのが効果的です。 - 長時間作業には“4セット=2時間”を目安に
この単位で仕事や勉強を計画すると、集中と休息のバランスが整います。
💡 応用アイデア
- 読書をポモドーロで進めると、集中度が増して内容を記憶しやすい
- 在宅ワークでダラけやすい時、25分を刻むとリズムができる
- 「家事のやる気が出ない…」という時も25分で区切ると取り組みやすい
🌅 まとめ
ポモドーロ式は、シンプルながら効果の大きい「集中の方程式」です。
25分×4セット=2時間という単位で日常を区切ることで、驚くほど効率が変わります。仕事や勉強はもちろん、趣味や家事にも応用できる万能な時間術。今日からぜひ試してみてください。
📚 出典
- Francesco Cirillo「The Pomodoro Technique」
- ハーバード・ビジネス・レビュー「集中力を高める時間管理」
- スタンフォード大学 行動デザイン研究所「習慣形成と小さなステップ」