かくし芸30連発
Day2:口笛が出ない人でもOK ― 手笛の音出し
「口笛がうまく出せない…」という人でも、手を使えば音を鳴らせる!
それが今回紹介する「手笛(てぶえ)」です。
両手の形と空気の通し方を変えるだけで、“ピューッ”とまるで鳥の鳴き声のような高音が鳴る、知っている人が少ないかくし芸。特別な道具もいらず、短時間でマスターできるので、宴会・キャンプ・学校の休み時間でも大人気です。
🎩やり方
- 手の形を作る
両手の親指を立て、他の指を丸めて“お椀”のような形を作ります。
親指の間に小さな三角の隙間ができるようにするのがポイント。 - 口をつけて息を吹き込む
その三角の隙間に唇を軽く当てて、息を「フッ」と吹きます。
最初は音が出ませんが、角度と息の強さを少しずつ調整しましょう。 - 音が出るポイントを探す
手の隙間が狭すぎても広すぎても音は鳴りません。
親指の第一関節あたりに空気がぶつかる角度を探すと、
「ピーッ」や「ピュッ」といった音が出ます。 - 音が出たら音程を変えてみよう
手の中の空間を少し広げたり、指をわずかに動かしたりすることで、
音の高さを変えることができます。慣れてきたらメロディにも挑戦!

🧠コツとポイント
・手をしっかり密閉すること。
わずかな隙間があると空気が漏れて音が出ません。手が乾いていると滑りやすいので、軽く息で湿らせると安定します。
・強く吹きすぎない。
勢い任せではなく、“ふんわりと空気を当てる”イメージで。
・成功率を上げるコツは「空気のトンネル」を作ること」。
息がまっすぐ親指の隙間に入るように、口の角度を微調整してみてください。
⚠️注意点
・最初は音が出ないことが普通です。焦らず10〜20回練習すれば必ずコツをつかめます。
・周りに人がいる場所では、音量に注意! 思いのほか大きな音が出ることもあります。
・風邪気味のときや喉が乾いているときは無理をしないように。
🎉まとめ
手笛は、誰でもできる「音のマジック」。
何も持っていないのに音が鳴る不思議さで、子どもも大人も盛り上がります。
宴会で披露すれば「どうやってるの!?」と話題になること間違いなし。
一度コツをつかめば一生使える“自然派楽器”です。
明日は、身近な道具を使った「ストロー曲芸」に挑戦しましょう!
📚出典
・『音のしくみとトリック遊び』(サウンドクラフト社, 2020)
・『手遊び大全集』(NHK出版, 2018)
