知っておきたい「 ことわざ 」30選
Day25:「七転び八起き」― 失敗を恐れず立ち上がる強さ
💬 はじめに
「七転び八起き(ななころびやおき)」ということわざは、
「何度失敗しても、あきらめずに立ち上がることの大切さ」を教えてくれる言葉です。
人生には順風満帆なときばかりでなく、つまずきや挫折もあります。
しかし、失敗するたびに立ち上がれば、それ自体が成長の証。
この言葉は、粘り強さ・復活力・前向きさを象徴する日本の人生訓です。
📜 ことわざの由来
「七転び八起き」の由来は、仏教の教えにあります。
“七度転んでも八度起きよ”という「起倒七転八起」の思想がもとになっており、
人生の浮き沈みを肯定的に受け入れる心を説いています。
また、江戸時代には「何度失敗しても立ち直る人は強い」として、
商人や武士の座右の銘として広まりました。
つまりこの言葉は、**「失敗は悪いことではなく、次への準備」**だという価値観を示しています。
💡 失敗が“財産”になる理由
失敗を恐れる気持ちは誰にでもあります。
けれども、失敗しない人は“何も挑戦していない人”とも言えます。
・転んだ場所を学びに変える
・できなかった理由を分析する
・次の挑戦に活かす
この繰り返しが、人を強くし、柔軟にします。
成功者ほど「失敗の数が多い」のは、
そのぶん挑戦を重ね、立ち上がる力を磨いてきたからです。
💼 ビジネスでの「七転び八起き」精神
仕事でも、最初からうまくいくことはほとんどありません。
プロジェクトの失敗、取引の中止、アイデアの不採用――。
そんなときこそ、「次にどう立ち上がるか」が問われます。
・ミスを恐れずにチャレンジする文化をつくる
・失敗の責任よりも“学び”を重視する
・小さな成功体験を積み上げて自信を育てる
倒れても立ち上がる人、立ち上がり続ける組織が、最終的に勝ち残ります。
🌱 日常で実践する“立ち上がる力”
- 失敗を責めない – 自分にも他人にも寛容でいよう。
- 落ち込む時間を決める – 1日で区切って、次に進む習慣をつくる。
- 小さな再スタートを積み重ねる – 立ち上がること自体が“勝ち”です。
何度倒れても、立ち上がる限り「失敗」ではありません。
倒れて終わるか、立ち上がって進むか――それが人生の分かれ道です。
🌸 おわりに
「七転び八起き」は、何度倒れても立ち上がる人への賛歌です。
うまくいかない時こそ、あなたが成長している証拠。
立ち上がるたびに、少しずつ強く、優しくなれる。
その姿が、周りの人に勇気を与えます。
今日も転んでもいい。
大切なのは、もう一度“起き上がること”です。
📚出典
・『故事ことわざ辞典』(小学館)
・『仏教説話集』(岩波文庫, 1964)
・中村天風『運命を拓く』(講談社, 2001)
