Day28:幸福度=感謝 ÷ 欲求 ― “足るを知る”で満たされる方程式

暮らしと自己成長に役立つ!
30の豆知識方程式

Day28:幸福度=感謝 ÷ 欲求 ― “足るを知る”で満たされる方程式

🌱 はじめに

「もっとお金があれば」「もっと評価されれば」
そう思うほど、なぜか満たされない――。

それは、幸福を“増やすこと”で得ようとしているからです。
でも実は、幸せは「足し算」ではなく「割り算」で決まります。

幸福度 = 感謝 ÷ 欲求

感謝が多いほど、そして欲求が少ないほど、幸福度は上がる。
とてもシンプルだけど、奥が深い人生の方程式です。


💡 幸せを感じる力=「感謝力」

感謝とは、足りないものより「あるもの」に目を向けること。
人は慣れる生き物なので、当たり前の中にある幸せを見落としがちです。

たとえば、

  • 健康で朝を迎えられたこと
  • 食事を楽しめること
  • 友人や家族と笑い合えること

こうした“日常の小さな満足”を意識するだけで、
脳内のセロトニンやオキシトシンが増え、幸福度が高まります。

感謝とは、「今ある幸せに光を当てる技術」。


⚖️ 「欲求」と上手につき合う

欲求そのものは悪いものではありません。
向上心や創造のエネルギーになるからです。

ただし、終わりのない欲求にとらわれると、幸福が遠のきます。

  • 他人と比べて焦る
  • SNSで他人の成功ばかり見てしまう
  • “次こそ満足できるはず”と追いかけ続ける

この「満足の先送り」こそ、幸福を薄めてしまう原因です。


🌿 幸せの“割り算”を上手にする3つの習慣

  1. 感謝を“言葉”にする
     「ありがとう」を意識的に増やすと、脳が“満足を感じやすく”なります。
  2. 欲しいものを“紙に書く”
     リストにして眺めると、実は“もう持っている”ことに気づくことがあります。
  3. 1日1回、“足るを知る”時間を作る
     寝る前に「今日よかったこと」を3つ思い出すだけでOK。

🧘‍♀️ 「幸せ」は外に探すものではない

最新の心理学では、幸福の約40%は「自分の意識」で決まるといわれています。

お金や地位よりも、“今あるものをどれだけ感じ取れるか”。
つまり、幸せは「探すもの」ではなく「見つめるもの」。

幸せの総量は増やすのではなく、見つけ出すもの。


🌅 まとめ

幸福度=感謝 ÷ 欲求。
この方程式を意識すると、“もっと欲しい”より“もう十分”と思える瞬間が増えます。

足りないものを探すより、
今あるものを数える――それが心を満たす最短ルートです。


📚 出典

  • マーティン・セリグマン『ポジティブ心理学の実践』
  • ロバート・エモンズ『感謝する心が幸福を呼ぶ』
  • ハーバード大学幸福研究「Gratitude and Well-being」