休日に子どもと遊ぶアイデア集
Day6:おうちで宝探しゲーム ― ヒントカードで探検ごっこ
雨の日や外に出られない休日におすすめなのが「おうちで宝探しゲーム」です。
ちょっとした工夫で、自宅を探検の舞台に変えることができ、子どもはワクワクしながら夢中になります。
特に「ヒントカード」を使った宝探しは、遊びながら思考力や観察力も育てられる、一石二鳥の遊び方です。
宝探しゲームの準備はとても簡単です。
まず「宝物」を決めましょう。
お菓子や小さなおもちゃでも良いですが、子どもが日頃から好きなものを用意するとさらに盛り上がります。
次に「ヒントカード」を作ります。
「ソファの下を見てみよう」「赤い箱の中にあるよ」など、次の場所を示すメッセージを書いたカードをいくつか用意し、順番にたどっていくと宝物にたどり着くように仕組みます。

ゲームの楽しさを高めるポイントは「ストーリー性」です。
ただ探すだけでなく「お姫さまを助けるために宝を見つけよう」「宇宙探検隊の任務だ!」といった冒険の物語を加えると、子どもはより一層のめり込みます。
カードをイラスト付きにしたり、暗号風にしたりすると、発見したときの喜びも大きくなります。
また、宝探しゲームは工夫次第で難易度を調整できます。
小さな子どもには「リビングにあるクマのぬいぐるみを探そう」と簡単な指示にし、小学生以上なら「〇〇のある場所の下」や「冷たいものの近く」など少し謎解き風にするのもおすすめです。
兄弟姉妹がいる場合はチーム戦にすると、協力し合いながら遊べるのでコミュニケーション力も育まれます。
さらに親子で遊ぶ場合は、交代で「隠す人」と「探す人」になってみましょう。
子どもがヒントを考える側になると「どうしたら見つけやすいかな?」「どんなカードにしようかな?」と工夫する力が育ちます。
遊びながら自然に表現力や問題解決力を養えるのも、この遊びの魅力です。
注意点としては、安全に配慮すること。高い棚の上や危険な場所に宝物を隠すのは避けましょう。また、探す途中で部屋が散らからないように「ここより上には隠さないよ」といったルールを決めておくと安心です。
まとめ
「おうちで宝探しゲーム」は、室内でも親子で盛り上がれる遊びです。
ヒントカードを使うことでただのかくれんぼ以上に頭を使い、発見する喜びも大きくなります。
物語性や工夫を加えれば、家が一瞬で冒険の舞台に変わります。
次の休日、雨の日こそぜひ挑戦してみてください。きっと子どもから「またやりたい!」とリクエストが来るはずです。
出典
- 日本レクリエーション協会「家庭でできる遊びの工夫」
- Benesse教育情報「ごっこ遊びが育む想像力」
- 文部科学省「探究心を育む体験活動」